介護業界の“リアルな課題”に向き合う——幹部会議で話したスタッフ定着と給与見直しの行方

スタッフ育成


いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、現場のリアルな経営課題をテーマに「介護スタッフの定着」と「給与見直し」について、実際に幹部メンバーで話し合った内容を共有したいと思います。


■ 議題は「どうやって人材を守るか」

数日前、施設の幹部だけでミーティングを行いました。
議題は非常にシンプルで、しかし深刻なもの——
「スタッフの定着率をどう上げていくか」
「給与の見直しは可能か」

これから先、介護人材の不足は確実に進行します。
慢性的な人手不足に加え、ベテラン層の退職も予想される中で、
現場を支えてくれている今のスタッフをどう守っていくのかが重要なテーマになってきます。


■ 外国人雇用か?給与制度の見直しか?

議論では、まず2つの方向性が上がりました。

  1. 外国人スタッフを新たに雇用する
  2. 現スタッフの給与を見直し、定着率向上を図る

外国人雇用は選択肢として有効です。
しかし、制度対応や日本語研修、居住環境の整備など、
初期投資と継続的な支援体制が必要となり、短期的には難しい。

そこで出した結論が、
**「まず今いるスタッフを大切にしよう」**という原点回帰でした。


■ 賃金を上げたい。でも介護報酬は据え置き

「給与を上げたい」と思っても、それを支える財源は「介護報酬」に依存する構造。
ここが、どの事業所も苦しんでいるポイントです。

介護報酬が上がらない中で、どうやって賃金を見直すのか。
簡単な答えはありませんが、それでも少しずつでも改善を図っていく覚悟が必要です。

・業務の効率化による人件費の見直し
・役職手当やリーダー手当の適正化
・夜勤・早番など不人気シフトへのインセンティブ強化

こういった一つ一つの改善策を組み合わせることで、
小さな変化がやがて「ここで働きたい」と思える職場づくりに繋がるのだと感じています。


■ 空気は伝染する——職場文化が定着率を決める

給与だけで人は動きません。
「自分が大切にされている」と感じられるかどうか。
それが日々のモチベーションに直結します。

そして、その感覚は職場全体に伝染します。
あるスタッフが感じた安心感が、
新たに入った人にも伝わり、定着率向上に繋がっていく——
これは数字では測れない、でも確実に効果のある“文化的資産”です。


■ 最後に:同じ悩みを持つ経営者・管理者の方へ

今回の議論は、どの現場にも通じる「避けては通れないテーマ」だったと思います。
・給与をどう見直せばよいか?
・外国人雇用はいつ、どう始めるべきか?
・定着率を上げるために何から着手すべきか?

もしこうした悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
具体的な制度設計や運用面のヒントをお伝えできるかもしれません。

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「今いる人を大切にする」
この原点が、未来をつくる出発点だと信じています。



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