はじめに
介護サービス事業所を運営するうえで、現場での対応力や営業力は非常に重要です。特に、訪問や納品などの現場で他事業所のスタッフと顔を合わせる場面では、その場限りの対応にとどまらず、将来を見据えた配慮が必要となります。本記事では、福祉用具事業所として現場対応時に意識すべき他社スタッフへの配慮や、長期的な営業に繋がる考え方について解説します。
他社スタッフと出会う現場の実情
福祉用具の納品や回収において、お客様のご自宅や施設へ訪問する場面では、他の事業所のスタッフと鉢合わせることがあります。たとえば、訪問介護のヘルパー、通所介護の送迎スタッフ、施設の介護職員などが現場にいるケースです。これらのスタッフと直接的な業務関係はなくても、そこでの対応が将来のご縁につながる可能性があります。
将来ケアマネになるかもしれない人との出会い
現場にいる他社のスタッフの中には、今後ケアマネージャーの資格を取得して独立・転職する方も多くいます。12年以上福祉用具事業所を運営してきた中で、私自身も何人もの介護スタッフがケアマネとなり、現在では仕事上のパートナーとして関係を築いているケースがあります。
したがって、現場で出会う他社の職員に対しても、営業の一環と捉えて丁寧な対応を心がけることが大切です。
小さな配慮が信頼関係を築く
営業とは、人とのつながりを育てることです。私の経験では、「この人とは相性が悪そうだな」と感じる人とも、丁寧に付き合いを続けてきた結果、その人が信頼できるケアマネさんを紹介してくれたことがありました。
現場での小さな気配りや、感じの良い対応が、やがて大きな信頼と繋がることを忘れてはいけません。特に、介護業界では人の紹介やつながりが非常に大きな力となります。
営業は “人” がすべて
新しい案件を獲得したり、悩みを乗り越えたりするきっかけは、ほとんどの場合 “人” です。現場での出会いは、その後の仕事を左右する重要なチャンス。仕事がうまくいかないと感じているときほど、人との関係性の中に突破口があるものです。
現場での対応は、ただの業務の一部ではなく、未来の営業基盤を作る大切な機会です。すべての出会いに営業的な価値があると考え、誠実に、丁寧に向き合いましょう。
まとめ
- 現場で出会う他社スタッフにも営業目線を持って対応する。
- 目の前の相手が将来のケアマネになる可能性もある。
- 小さな配慮が信頼関係と次の仕事につながる。
- 営業は “人” がすべて。どんな出会いも大切にする。
ぜひ、現場の対応ひとつひとつを見直し、営業力向上につなげてみてください。
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