1. はじめに
訪問看護事業所が担当者会議に参加する機会は多くあります。会議の場では、ケアマネージャーを中心に各サービス担当者が集まり、利用者の支援計画について話し合います。
訪問看護師は、医療的な視点からの意見を求められることが多く、その発言は利用者のケアに大きな影響を与えることになります。
今回は、訪問看護事業所として担当者会議にどう臨むべきか、どのように発言すればよいのかを解説します。
2. 訪問看護事業所が求められる役割とは?
訪問看護事業所は、医療の専門家としての立場 で会議に参加します。他の事業所と異なり、医療的な視点からの意見が求められるため、適切な情報を的確に伝えることが重要です。
📌 訪問看護事業所が担当者会議で意識すべきポイント
- 医療的な観点を明確に伝える
- 看護師の意見と医師の指示を明確に分けて伝える
- ケアマネージャーの進行を尊重し、適切なタイミングで発言する
3. 具体的な発言例と立ち回り方
✅ 医療的な視点からの意見を的確に伝える
訪問看護師は、利用者の健康状態や治療内容を把握しているため、他の事業所よりも専門的な発言 が求められます。
例えば、
「利用者様の血圧がこの1週間で上昇傾向にあるため、訪問回数を増やすべきか医師に相談中です」
など、事実ベース で発言すると信頼を得やすいです。
✅ 医師の指示を明確に伝える
訪問看護師が伝える情報には、医師の指示によるものと、自身の判断によるものがある ため、それを明確に区別することが重要です。
「○○先生の指示により、今後1週間は1日1回の点滴を行います」
といったように、医師の判断であることを明示すると、他の事業所の理解を得やすくなります。
✅ ケアマネージャーの進行を尊重する
担当者会議はあくまでケアマネージャーが進行する会議 です。そのため、訪問看護事業所は必要以上に発言しすぎない ことが大切です。
必要な情報を適切なタイミングで提供し、会議の流れを妨げないように心がけましょう。
4. まとめ
訪問看護事業所として担当者会議に参加する際は、以下のポイントを意識しましょう。
✅ 医療的な視点からの意見を的確に伝える
✅ 医師の指示と看護師の判断を区別して発言する
✅ ケアマネージャーの進行を尊重し、適切なタイミングで発言する
訪問看護事業所は、介護業界の中でも専門性が求められる職種です。しっかりとした発言をすることで、他の事業所やケアマネージャーからの信頼を得ることができ、結果的に仕事の依頼にもつながります。
ぜひ、今回の内容を参考にしてみてください。
コメント