日々介護に関わる現場の皆さま、本当にお疲れ様です。
本日は、あるベテランのケアマネジャーさんとの出会いを通して、「ICT活用の本質」や「年齢に関係ない挑戦力」について考えさせられた出来事を共有したいと思います。
■“高齢だから”なんて関係ない。ICTを積極的に使いこなすケアマネジャー
私が今回出会ったのは、年齢的にはすでに60代後半と思われるベテランの女性ケアマネジャーさんでした。
失礼ながら、最初は「ICTにはあまり縁のない方かな…?」という印象を持っていました。
ですが、その予想はあっさりと裏切られます。
なんとその方、
・音声を自動で文字起こししてくれるアプリ
・会議内容を要約し、議事録として整えてくれるツール
・スケジュールや記録を一括で管理できるクラウドシステム
などをフル活用し、日々のケアマネ業務を効率よくこなしていたのです。
■若手も驚くほどの“学びへの姿勢”
「ICTって難しそう…」と敬遠する若手も多い中で、
彼女は分からないことがあればYouTubeで調べ、周囲にも遠慮なく質問し、
何度も何度も自分の手で試しているとのこと。
「わたしね、1回じゃ覚えられないの。でもやってみたら、楽になるってわかったのよ」
そう話す姿は、とてもいきいきとしていました。
そしてこう続けました。
「年齢じゃないのよ。“やるか、やらないか”だけなの。」
この言葉に、思わず背筋が伸びました。
私たち若手こそ、便利なツールに囲まれていながら、どこか“使いこなせているフリ”をしていただけではないかと…。
■ICTで削れる“ムダ時間”を、“ケアの時間”に変える
介護業界は、書類業務が非常に多い業界です。
- ケアプランの作成
- 会議録の記録
- 報告書や計画書の更新
- サービス担当者会議のまとめ
など、現場の実働時間以外にも多くの業務に追われています。
だからこそ、AIやICTの力を借りて
「やらなくてもよい作業」や「人の判断を必要としない作業」は自動化することで、
スタッフの“心と手”を空けることができるのです。
結果として、
☑ 利用者さんにもっと丁寧に関われる
☑ 職員同士のコミュニケーションに余裕が生まれる
☑ 売上も安定し、給与にも還元しやすくなる
という、非常に健全な循環が実現できます。
■ICT導入=職員を守る“経営判断”
ICTの導入というと、「コストがかかる」「浸透しない」「うちはアナログだから」と敬遠されがちです。
でも、本質的には“現場を守るための投資”なんです。
書類業務に追われて離職してしまう職員が減る。
記録のミスが減り、事故やクレームも減る。
現場の人員不足に、仕組みで対応できるようになる。
これは、経営者としても管理者としても、ぜひ一度真剣に考えていただきたいテーマです。
■「じゃあ、何から始めたらいい?」という方へ
ここまでお読みいただいた方の中には、
「とはいえ、うちの現場で何を導入すればいいの?」
「現場が抵抗しそうで怖い…」と感じた方もいるかもしれません。
そんなときは、まずは**“書類がいちばん大変な部分”**に注目してみてください。
例えば、
- 会議録の作成が苦痛なら、音声文字起こしアプリから
- 情報共有にムダがあるなら、LINE WORKSやSlackのような連絡ツール
- 記録のばらつきが気になるなら、記録専用アプリ
など、「小さく試して、大きく育てる」スタイルが効果的です。
■ICT活用は「人を助ける道具」。まずは一歩から
介護の現場にとって、ICTは「人を減らす道具」ではなく、「人を助ける道具」です。
現場が楽になり、笑顔が増え、利用者さんの満足度も上がる。
それを支える技術があるなら、取り入れない手はありません。
ベテランのケアマネさんのように、
「食らいついてでもやってみる」姿勢を、私たちも持っていたいものですね。
あなたの現場にあった導入方法、考えてみませんか?
「実際どのツールが合ってる?」
「導入までの流れや、現場の巻き込み方は?」
そんな具体的なご相談にもお応えしています。
個別にお話できる機会を設けておりますので、ぜひお気軽にご活用ください。
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