福祉用具貸与事業をまず最初に介護事業として始めた理由と成功のポイント

1. はじめに

介護業界に参入する際、私はまず 「福祉用具貸与事業」 からスタートしました。
介護事業にはさまざまな選択肢がありますが、なぜこの事業を選んだのか？

「初期費用が比較的少なく済む」 という理由もありましたが、
実際に始めてみると、営業・集客の難しさ に直面しました。

この記事では、
✅ なぜ福祉用具貸与事業を選んだのか？
✅ スタート当初に直面した課題とは？
✅ 成功するために実践した営業戦略
について解説します。

これから福祉用具貸与事業を始めたい方、または事業の売上を伸ばしたい方 の参考になれば幸いです。

2. 福祉用具貸与事業を選んだ理由

介護事業を始めるにあたって、私は 訪問介護やデイサービスではなく、福祉用具貸与事業を選びました。
その理由は、以下の3つです。

① 初期投資が比較的少ない

✅ 訪問介護やデイサービスに比べて、設備投資や人件費の負担が少ない
✅ 事務所と最低限の設備があれば事業を開始できる

② ストック型ビジネスで安定した収益が見込める

✅ 福祉用具貸与は「レンタル型」なので、契約が続く限り売上が安定する
✅ 他の介護サービスと違い、毎回の人件費がかからない

③ 介護市場の需要が増加している

✅ 高齢者の増加に伴い、福祉用具のニーズは今後も拡大する
✅ 介護保険を利用したサービスのため、一定の市場が確保されている

こうした理由から、「まずは福祉用具貸与事業から始めよう」 と決めました。

3. スタート当初に直面した課題

しかし、実際に事業を始めると、思っていた以上に厳しい現実 に直面しました。

❌ 課題① ケアマネージャーとの関係がない

✅ 福祉用具貸与事業は、ケアマネージャーからの紹介がなければ利用者が増えない
✅ 知名度ゼロの状態では、なかなか契約につながらなかった

🔹 解決策：地道な営業活動の徹底
✔ ケアマネージャーの事業所をリストアップし、1件ずつ訪問
✔ 利用者にとってのメリットを明確に伝える営業トークを作成
✔ 無料デモやカタログを活用し、実際に福祉用具の魅力を伝える

❌ 課題② 福祉用具の選定が難しい

✅ 利用者ごとに必要な福祉用具が異なり、最適な提案が求められる
✅ 専門知識がないと、ケアマネージャーから信頼を得ることが難しい

🔹 解決策：徹底した商品知識の習得
✔ メーカーや福祉用具専門相談員の研修に参加し、商品理解を深める
✔ 実際に福祉用具を試し、自分で使ってみることで使用感を把握する
✔ 利用者や家族の意見を聞き、より良い提案ができるよう改善を繰り返す

❌ 課題③ 他社との差別化が難しい

✅ 福祉用具貸与事業は競合が多く、価格競争に巻き込まれやすい
✅ 「この業者を選ぶ理由」がなければ、ケアマネージャーからの紹介が増えない

🔹 解決策：付加価値のあるサービスの提供
✔ 「迅速な対応」「アフターフォローの充実」を強みにする
✔ 他社では扱っていない福祉用具を導入し、差別化を図る
✔ 地域の介護イベントに参加し、信頼を構築する

4. 福祉用具貸与事業で成功するためのポイント

事業を軌道に乗せるために、私が特に 意識した3つのポイント を紹介します。

✅ ポイント① 攻めの営業を徹底する

📌 「待ちの姿勢」ではなく、「攻めの営業」で利用者を増やす！
✅ ケアマネージャーとの関係構築を最優先する
✅ 定期的に訪問し、顔を覚えてもらう
✅ 地域の病院・訪問看護とも連携を強化する

✅ ポイント② 差別化できる強みを持つ

📌 「他の福祉用具業者と何が違うのか？」を明確にする！
✅ スピード対応（翌日配送・即時対応など）を強化
✅ アフターサービスを充実させる（定期メンテナンス・使い方講習など）
✅ 利用者の声を積極的に取り入れ、サービス改善を行う

✅ ポイント③ 継続的な信頼構築

📌 1回の取引ではなく、「長く付き合ってもらえる業者」になる！
✅ 納品後も定期的にフォローし、利用者や家族の満足度を高める
✅ 「この人なら安心して任せられる」と思われる営業を心がける
✅ ケアマネージャーからの信頼を得ることで、継続的な紹介をもらう

5. まとめ

✅ 福祉用具貸与事業は、初期投資が少なく、安定した収益を見込める事業
✅ 営業なしでは利用者は増えない！「攻めの営業」が成功の鍵
✅ 他社との差別化を意識し、スピード対応やアフターサービスを強化する
✅ ケアマネージャーや医療機関との信頼関係を築くことで、安定した集客につながる

福祉用具貸与事業は、正しい戦略と営業活動を続ければ、確実に成長できるビジネスです。
これから事業を始める方や、売上を伸ばしたい方の参考になれば嬉しいです！

📌 次回予告：「福祉用具貸与事業の営業テクニック：ケアマネージャーとの関係構築法」