今回は「介護業界において、なぜ福祉用具貸与事業からスタートしたのか?」というテーマで、戦略的な視点からその理由を解説していきます。
これから介護事業に参入しようとしている方や、新規事業の立ち上げを検討中の経営者・管理者の方にとって、具体的な判断材料となる内容をお届けします。
なぜ最初に福祉用具貸与を選んだのか?
介護業界への参入を考える際、多くの人がまず思い浮かべるのは訪問介護やデイサービスといったサービスでしょう。
しかし私が最初に選んだのは「福祉用具貸与事業」。この選択には、3つの明確な戦略的理由がありました。
1. 初期投資を抑えやすい
訪問介護やデイサービスと比べ、福祉用具貸与は大規模な設備や多人数のスタッフを必要としません。最低限の在庫スペースと事務所、そして信頼できる仕入れ先があればスタートが可能です。
「まずは小さく始め、事業の成長に合わせて拡大していく」というスタートアップ戦略に適している点は大きな魅力でした。
2. ストック型収益モデルの安定性
福祉用具貸与は“レンタル型”のビジネス。契約が継続する限り、毎月の収益が安定的に入ってきます。これは、人件費が都度発生する訪問介護などと異なり、利益構造がシンプルで継続性に優れたモデルです。
3. 市場成長性と必要性の高さ
高齢化社会の進展により、在宅介護を支える福祉用具の需要は確実に拡大しています。特に住宅改修が難しい高齢者にとって、車いすや手すり、ベッドなどの福祉用具は生活を支える「インフラ」です。
このように、安定したニーズが見込める分野であることも、選択の大きな後押しになりました。
差別化と信頼構築が鍵
当然ながら、福祉用具貸与の競合は多く、価格競争に巻き込まれるリスクもあります。しかし、私はそこに「差別化の余地」があると考えました。
たとえば、
- 即日対応や翌日配送といった“スピード”
- 納品時に使用説明を丁寧に行う“安心感”
- 専門性のあるスタッフによる“選定力”
こうした要素を磨いていくことで、「この人に頼みたい」と思ってもらえる存在になれます。
また、ケアマネージャーや地域の医療・介護関係者との信頼関係づくりも非常に重要です。紹介を得るためには、営業というよりも“関係構築”という姿勢が求められます。
地域密着型モデルの強み
福祉用具貸与は、地域ごとに密接な連携が生まれる業種でもあります。地元のケアマネや訪問看護との情報共有、介護イベントへの参加など、地域とのつながりを持てることもこの事業の特徴です。
「地域のインフラになる」という意識で取り組むことで、長期的な事業基盤を築くことが可能です。
まとめ:福祉用具貸与は戦略的な“第一歩”になり得る
- 初期費用を抑えつつ参入できる
- 継続収益の見込めるストック型モデル
- 成長市場であり、必要性の高いサービス
- 差別化や信頼構築により競争優位を築ける
これらの点から、福祉用具貸与事業は「初めての介護ビジネス」として非常に適した選択肢だと今も実感しています。
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